毎月更新!時事コラム

第1780号(8月5号)
【税理士新聞より転載】

最近の税に関するコトバ集

◆「税金未納、国税局の査察…大人を信用し過ぎた自分に非があると思います」(7月5日、YouTuberグループ チャンネルがーどまん)――自身のチャンネルで。登録者数263万人を抱える人気YouTuberグループであるチャンネルがーどまんのメンバー3名(がーどまん、MY、山ちゃん)が、税金を滞納し、自宅などに国税局の査察が入った事態についての経緯を語る動画を投稿した。彼らは税理士の不手際により申請が漏れていたと動画を通じて視聴者に訴えた。その後、同事務所も声明を発表しており、令和3年1月8日を最後に顧問料等の費用の支払いはなく、税務申告に必要な資料提供がなかったという。

◆「国際課税システムに安定性と確実性をもたらすもの」(7月14日、鈴木俊一財務大臣兼内閣府特命担当大臣)――鈴木俊一財務大臣兼内閣府特命担当大臣)―閣議後記者会見で。先日OECDから国際課税、デジタル課税のルールに関して取りまとめがあったと発表されたことについて、「BEPS包摂的枠組みが、これまでの交渉の重要な成果。歓迎をしている」と前向きに受け止めた。「第1の柱である多国間条約は、多国間で合意された解決策の導入を通じて、国際課税システムに安定性と確実性をもたらすものであります」と、100年来続いてきた国際課税原則を見直すこの条約の意義を主張し「これは歴史的な成果になり得るものであると考えております」と伝えた。

◆「てめぇたちは何もやらないくせに、なんで人の退職金に目を付けてんだ」(7月17日、俳優の梅沢富美男さん)――TOKYO MX「バラいろダンディ」番組内のコメントで。岸田首相の諮問機関である政府税制調査会が、会社員の退職金や通勤手当の課税見直しを検討していると報じられていることについて怒りをあらわにした。梅沢氏は、「人が一生懸命働いた退職金じゃねえか。そこから何が欲しいんだよ、情けねえなまったく…」と口調を荒げ、世界一高いと指摘される歳費や、100万円の調査研究広報滞在費見直しなどが全くなされていないことについても強い口調で訴えた。さらに「自分たちのことはこっちに置いといてだな、さあみんなのヤツじゃ、誰も動かないよ」と、まず自分たちが身を切る姿勢を見せろという国民の怒りを梅沢節たっぷりに主張した。

気になるニュースのキーワード

闇バイト

 オレオレ詐欺や預貯金詐欺といった特殊詐欺の2022年度の認知件数は1万7570件で、前年より21.1%増加している。合計被害額は370億8135万円にも上っているのだ。この増加の一端を担っているのが闇バイトの存在だ。
 闇バイトとは、主にインターネットなどを通じて高額な報酬を提示し、応募してきた者に盗難や強盗、特殊詐欺の実行犯をさせる行為を指す。
 近年SNSやインターネット掲示板を通じた闇バイトの募集や応募が格段に手軽になった。その手軽さが若者に罪の意識というハードルを低くさせている。22年度に特殊詐欺で摘発された2458人のうち、7割が未成年の受け子であり、報酬を得る前に実行犯の若者たちだけが逮捕されてしまうといった悪質な事件も多い。
 22年4月から成年年齢は18歳以上に引き下げられている。手軽な気持ちで闇バイトに手を出し、いわゆる「捨て駒」として使われた結果、犯行内容によっては10代でも重い実刑を課せられてしまう事になる。
 学生が長期休暇に入る夏を前に警察もSNSや動画を活用したPR活動、取り締まりの強化をするとしてはいるが、具体的な解決策はまだないのが現状だ。

押さえておきたいIT用語

シャドウバン

 シャドウバンとはTwitter運営側がユーザーに対して行うペナルティー行為の一つで、規約違反をしたユーザーによる投稿を第三者が閲覧できないよう制限することを指す。社名を「X」へ変更するなど話題に事欠かない同社では、最近シャドウバンの制裁を受けるユーザー数が急増している。
 シャドウバンを受ける原因は複数あると考えられている。ハッシュタグの乱用や禁止しているハッシュタグの使用、誹謗中傷と受け取れる単語や画像の使用、複数デバイスからのログインなどが一般的な見解だが、新規のアカウントから大量に投稿をすると、スパムと判断されシャドウバンの制裁を受けてしまうケースもあるようだ。
 問題の一つとなっているのは、制裁を受けたユーザーは自身の投稿が公開されていないことに気が付けない点にある。また、シャドウバン制裁後の解除方法についても明確なルールは公開されていない。基本的に解除申請を行うのだが、解除のタイミングは明かされていない。数日間SNSに触れないことや、問題になったと推測される投稿内容を削除するなどの対応で早期に解除されたという例がある一方、制裁理由が不明のまま長期間にわたり解除を認められないケースも多い。
 多くのユーザーが閲覧できるSNSであるメリットを失わないためにも、自身の投稿内容には十分気を付けたい。

お問合せ

三重県伊勢市の「税理士法人 あおぞら」では、
起業・独立支援、税金・記帳・会計や
経営計画・資金繰りなどの
会計業務、
相続・事業継承や資産運用・老後資金などの
ご相談に応じております。